イラク戦争に関する世界情勢のニュース

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モスル続報  2008/05/20

差出人: 山本史郎さん
送信日時 2008/05/20 14:52
ML.NO [URUK_NEWS:1878]
本文:

URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2008/05/20 (火)

  [飛耳長目録 todays news list]

☆モスル続報 2008/05/20
☆米兵士が「違法なイラク戦争」を拒否 
☆イラクをめぐる最新ニュース 2008/05/20
 ・声なき声のトランペット
 ・スンニ派レジスタンス: モスル作戦に対して隊列を固めよう
 ・モスルで激しい戦闘が始まった

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☆★モスル続報 2008/05/20
イラク情勢ニュース 速報&コメント 5月20日 
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 <Roads to Iraq>は、モスルで激しい戦闘が始まったとレポートしているが、
まだ詳細はわからない。そのタイトルのもとで、幾つかのレジスタンス・グルー
プが発表した声明に触れているので、紹介しておきたい。

Heavy fight started in Mosul
Roads to Iraq
May 17, 2008

 モスルのリファー地区で、爆発音とともに激しい戦闘が始まり、その後、7月
17日地区とイクティサディーン地区に広がったと報道された。[今日までマリ
キ軍は1100人の住民を戦闘なしに拘束したこと、そして彼らはアルカイダを
捕まえたと言ってきたことに留意してほしい] 

 レジスタンス政治評議会は声明を発表し、モスル攻撃の理由は「5者会議」を
編成することだと述べた。その意味するところは、やがて行われる地方選挙に、
2つのクルド政党とダーワ党、イスラム最高評議会、そしてイスラム党という5
つの政治勢力の参加を認めるということである。

 これが真相だと考える理由は、合意戦線のメンバー5人が軍事作戦を「観戦」
するためにモスルに来たと伝えるレポートを受け取ったからだ。

 モスル出身のファワズ・アル・ジャラバ師(覚醒会議を編成しようとして殺さ
れかけたが、部族長を自称するだけで本物でないことから誰も彼を信用しない)
は、アルカイダのメンバーは何ヶ月も前にモスルから逃げだしたと語った。

 アル・ハヤト紙はバース党の声明を報道したが、声明はこの国を守ってきたナ
ショナリストを攻撃目標にしているとしてマリキ首相を非難している。

 アンサール・アル・イスラムは声明のなかで、マリキ政府と米軍がいわゆる覚
醒会議に諸部族を参加させることに失敗したので、今回の作戦になったと指摘し
た。 イラク・レジスタンスのなかに幾つかの動きと変化があるが、近いうちに
詳細を説明したい。

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 訳者から補足的に; アルジャジーラ5月18日付によると、1100人を拘
束したと書いたあと、イラク政府の指導者(マリキ首相か)は、モスル作戦につ
いて、「アルカイダ戦士の多くは既に市外に逃げていた」と語っている。それで
もなお、マリキ首相は、今回の作戦を「成功だった」と評価している。やはり、
「別目的」の方に主眼があったと見るべきか。覚醒会議に参加した部族、ナショ
ナリストのように占領軍と傀儡政府に「反抗的な」人々、バース党員などを弾圧
することが当初からの主目的(別目的)だと受け止めてよい。



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☆★米兵士が「違法なイラク戦争」を拒否 
イラク情勢ニュース 速報&コメント 5月20日 
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 前回紹介した三つの関連記事を一つにまとめました。

 http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan
 (サイトからのコピー、転送可)


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☆★イラクをめぐる最新ニュース 2008/05/20
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1)
Trumpets of the Silenced Voices...
声なき声のトランペット
http://neurotic-iraqi-wife.blogspot.com/2008/05/trumpets-of-silenced-voices.html

 もしも自分自身の眼でこれらの写真を見なかったら、もしそのことを妹に話し
てなかったら、私はシリアで生活するイラク人避難民のひどい状態を信じること
がなかっただろう。マウスをクリックするたびに、目に涙があふれ、私の血はた
ぎった。車イスに乗った老人の目を見ると、悲しさだけが見える。悲しみと絶望
。栄養失調の子どもがレンズ越しに見つめてくる。その愛らしい美しい緑色の瞳
は、希望を失っている。そう失望。この写真を出版したいぐらいだが、誰をも危
険にさらしたくないとも思う。


2)
Sunni resistance calls for closing ranks against the Mosul campaign
スンニ派レジスタンス: モスル作戦に対して隊列を固めよう
http://arablinks.blogspot.com/2008/05/sunni-resistance-calls-for-closing.html

 イスラム軍などが参加するイラク・レジスタンス政治局は、昨日(16日)に
発表した声明において、彼らは現在モスルで展開されている軍事作戦を、「暴虐
な占領に対する抵抗と拒絶の声をつぶすために、スンニ派教徒およびそのコミュ
ニティーの拠点に行われている攻撃である」とし、傘下のすべてのグループにむ
けて隊列を列を固め、政府に対する武装作戦を拡大するよう呼びかけた。 ・・
・ 声明は今回のモスル作戦を、バグダッド、バスラ、サドルシティーで展開さ
れている一連の作戦の一環だとし、「政治プロセスに参加する穏健な勢力」によ
って、地方選挙が無事に実施されるための基盤づくりをすることにあると指摘し
た。特にモスル作戦では、「クルド人指導者の夢」の実現を手助けする狙いがあ
るという。



3)
Heavy fight started in Mosul
モスルで激しい戦闘が始まった
http://www.roadstoiraq.com/2008/05/17/heavy-fight-started-in-mosul/

 Roads to Iraq (May 17, 2008) −− モスルのリファー地区で、爆発音と
ともに激しい戦闘が始まり、その後、7月17日地区とイクティサディーン地区
に広がったと報道された。[今日までマリキ軍は1100人の住民を戦闘なしに
拘束したこと、そして彼らはアルカイダを捕まえたと言ってきたことに留意して
ほしい]  レジスタンス政治評議会は声明を発表し、モスル攻撃の理由は「5
者会議」を編成することだと述べた。その意味するところは、やがて行われる地
方選挙に、2つのクルド政党とダーワ党、イスラム最高評議会、そしてイスラム
党という5つの政治勢力の参加を認めるということである。


4)
Mosul
モスル
http://www.atlargely.com/2008/05/mosul.html

 バスラやサドルシティーについては騒々しく書きたてられると対照的に、モス
ルで起こっていることについては余り報道されない。しかし、いろんなレポート
を読んでみると、マリキがナポレオンのごとく遠征した今回の攻勢を見極めるこ
とができた。私は次のように考えている。 2ヶ月以上も前に発表され、第1段
階が着手される前にも大々的に宣伝されたマリキのモスル攻撃に先だって、アル
カイダは既に逃げてしまっていたように思われる。 そこでマリキは、アルカイ
ダのレッテルを貼ってバース党員と非暴力の反抗的な人々を拘束するという別目
的に満足している。1000人以上が一切の戦闘もなく拘束され、知事はアルカ
イダでない者は既に釈放したと発表した(釈放されたのは94人だけ)。米軍も
これを良としている。



5)
Praying, Not Playing
競技はできず、祈っている
** Dahr Jamails MidEast Dispatches **
** Visit the Dahr Jamail website http://dahrjamailiraq.com **

 今を生き延びることで精一杯になり、誰もがイラクはスポーツの伝統を持って
いたことを忘れてしまった。一流スポーツ選手のなかには、現在は難民となった
者もいる。 サッカー選手だったアリ・ルバイイ(20歳)は、IPSの取材に
、「誰も僕たちをかまってくれそうにない」と話した。他のイラクの若者と同じ
ように、アリは家族と一緒にイラクからシリアに逃れてきた。イラクから来たこ
の若者は、1980年以後に生まれ、三つの大きな戦争と13年間の経済封鎖、
そして現在は5年になる占領というなかで育った。 ダマスカスに来ているラマ
ディ出身のアイド・ハムードは、「僕はアンバル州では最高のサッカー選手の1
人だった。コーチは僕の輝ける将来を期待していました」と語った。「建築労働
者になって働くかたわら、トレーニングも続けていましたが、働かないと家族が
生存できないので、サッカーはあきらめました」。



6)
THE MARTHA GELLHORN PRIZE FOR JOURNALISM 2008
2008年のマーサ・ゲルホーン賞
** Dahr Jamails MidEast Dispatches **
** Visit the Dahr Jamail website http://dahrjamailiraq.com **

 2008年に活躍したジャーナリストのなかから選ばれる高名なマーサ・ゲル
ホーン賞は、ダール・ジャマイルとモハメッド・オミルに贈られる。 戦争報道
にたずさわった記者マーサ・ゲルホーンの気高い精神にのっとって、この2人の
並外れたジャーナリストは、その勇気と洞察力、とりわけ独自のレポートという
点を評価されて賞を分かちあう。どちらの受賞者も報道機関の支援に甘んじるこ
とがなかった。彼らは極端に困難で、しばしば危険でさえある状況のなかでも1
人で仕事をし、受け入れがたい真実も強力な事実で証明してレポートし、できあ
いのプロパガンダ(マーサ・ゲルホーンはこれを「公式のたわごと」と呼んだ)
を暴露してきた。

 註) マーサ・ゲルホーン: 1908 - 1998。 小説家でエッセイスト、ジャー
ナリストとして活躍し、女性として初の従軍記者と言われる。ヘミングウェイの
3番目の妻。






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