イラク戦争に関する世界情勢のニュース

メールの詳細(メール表示)

件名:

イラク最大の病院群が機能停止に

差出人: 山本史郎さん
送信日時 2008/09/27 21:52
ML.NO [URUK_NEWS:1928]
本文:

URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
□□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■
――――――――――――――――――――――――――――――――――
2008/09/27 (土)

  [飛耳長目録 todays news list]

☆イラク最大の病院群が機能停止に

--------------------------------------------------------------------
☆★イラク最大の病院群が機能停止に
  The Biggest Hospitals Become Sick
ダール・ジャマイルの中東速報 2008年9月25日付
--------------------------------------------------------------------
** Dahr Jamails MidEast Dispatches **
** Visit the Dahr Jamail website http://dahrjamailiraq.com **

Inter Press Service
By Arkan Hamed and Dahr Jamail

http://dahrjamailiraq.com/hard_news/archives/iraq/000839.php
http://www.ipsnews.net/news.asp?idnews=43997

 バグダッド、9月25日発 −− かつて最良の医療センターとして建設され
たバグダッド・メディカル・シティーでは、今やエレベーターさえも動かない。

 10台あるエレベーターのうち1台がまだ動いていて、それは両足を失った患
者が最優先で使う。そして、そのような患者が多くいる。他の人々、つまりこの
複合建築内にある特殊教育病棟4棟の医学生と患者、医者たちは、時には18階
まで階段を登るしかない。

 ここは米軍に侵攻された5年前には、大いなる発展の夢を見させてくれた街(
先端医療の集中した街/訳注)である。米欧の企業メディアの多くは、今でもバ
グダッドの状況は改善されたという。しかし、そこでメディアが主張する改善は
、イラクにいる誰の目にも見えない。バグダッド・メディカル・シティでも、バ
グダッド全体でも、またイラクでも同じである。エレベーターが動いてないとい
う事実こそが、イラクの現状を思い出させる。

 「状況は悪すぎて、患者は重篤でない限りまったく治療に来ない」とエレベー
ターを管理しているアブドル・ラザクが言った。「患者は家族を寄越して症状を
伝えたり、薬をもらったりしている。

 ラザクがエレベーターを動かしている時は、彼の仕事は厳しいということであ
る。「エレベーターに20人以上も乗り込むと、自分の汗の臭いと彼らの臭いが
混じる」。それでも車いすが多い時ほど汗をかくことはない。

 ラザクはこの10間、この仕事をしてきたが、最初の5年はきわめて幸せだっ
た。「医者と教授専用に特殊エレベーターもあった」と彼は言う。「しかし今で
は、彼らのほとんどが姿を消し、殺された人もる。私が知っている医者も3人が
殺害された。

 エレベーターを使うにしろ階段を上るにしろ、jたいは悪化の一途である。

 研究をやりつつ患者の治療もみるサミル・アブドル・ザハラは、「気温は48
度以上になるのに、建物内にエアコンがなく、患者に接するにも資格を持つ者は
いず、抗生物質はなく、時には点滴用の基本物資さえもない」と説明した。

 経験を積んだ医者もいない。「治安が保たれないという市内情勢が理由で、彼
らの大部分が去っていった」とザハラは言う。そのことが治療にも教育にも大き
く影響している。「私たちは今、自分たち自身を教育してるんです。その意味は
、若い医師が複雑な症例を担当するようになって、それは資格を取ってない分野
だったりするということです」。

 こうしたジレンマは、イラク最大の医療センターであるがゆえに、バグダッド
・メディカル・シティが特にひどく、最も深刻な事態は普通この病院群で発生す
る。

 このメディカル・シティーでは、今では、蛇口の水を飲むことさえ安全とはい
えない。医者たちは時々、手を洗うための水さえも満足に確保できないありさま
だ。

 彼らの書く処方箋もほとんど意味をなさない。メディカル・イティーの備品庫
で働く薬剤師のサアド・アブ・アル・ノール医師は、「ここにある薬のほとんど
が使用期限切れとなっていて、基本的な抗生物質さえまったくない」と言った。
「安全が保証できず、また汚職がはびこってしまって、店で薬を購入することも
できない」。

 逼迫した患者やその家族が、使い捨ての注射器と薬を買いに店に出向いている
、とノール医師は言う。「もし、その患者が幸運なら、ブラック・マーケットで
求める物を見つけることができる。そこで問題なのは、彼らにそれが買えるかだ
。値段は本来の価格の10倍から20倍もする」。

 そして最後に、わずかながら必要なものが手に入り、医者も確保できるとして
も、しばしば大手術に必要な電気が不足するのだ。この病院は1日当たり約2時
間しか電気を供給できない。何台かの発電機はあるが、しばしば停めなければな
らない。

 メディカル・シティーはバグダッドの中心部に位置し、バグダッド大学医学部
もここにある。その中で最大の病院は1980年に建てられた特別外科病院であ
る。その次に大きいのがバグダッド教育病院で、これは1970年代前半に建て
られた。外来患者の診療と救急部門を持っている。病院群全体では入院患者用に
1000床以上のベッド数がある。







――――――――――――――――――――――――――――――――――
□□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■
イラク情勢ニュースへのカンパ協力をお願いします。
   ※郵便振替をご利用の場合
     口座番号:  01780−7−117317
     口座名称:  イラク情勢ニュース
   ※銀行振込を利用する場合には、下記・山本史郎の口座へ
     みずほ銀行 下関出張所 普通口座 1373779
     口座名義: 山本史郎   (ヤマモト シロウ)
※URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト) 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html  
    メーリング・リストへの参加・退会手続きはここでもできます
※イラク・レジスタンス・レポート
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
□□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■
――――――――――――――――――――――――――――――――――





このエントリーをはてなブックマークに追加
添付: