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イラク・レジスタンスは占領者の構想を打ち破る(前半)

差出人: 山本史郎さん
送信日時 2008/10/01 23:17
ML.NO [URUK_NEWS:1930]
本文:

URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2008/10/01 (水)

  [飛耳長目録 todays news list]

☆イラク・レジスタンスは占領者の構想を打ち破る(前半)
   −−イスラム法学者協会 (AMSI) 2008年9月27日
☆イラク政府は医者に護身用の銃携帯を許可 2008/10/01

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☆★イラク・レジスタンスは占領者の構想を打ち破る
  Iraqi Resistance Succeeded and Spoiled Occupation Projects
イスラム法学者協会 (AMSI) 2008年9月27日 (前半)
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http://www.heyetnet.org/eng/mansetler/3264-dr-moro-iraqi-resistance-succeeded-and-spoiled-occupation-projects.html

 イラク・レジスタンスの名誉を傷つけるキャンペーンが張られているなかで、HEYET
Net
はそれを正すイスラム法学者協会の役割について、エジプト人作家でイスラムの
思想家であるムハンマド・モロ博士と会談した。

 モロ博士は、それがレジスタンスの考え方を世界に発信するためにイラク・レ
ジスタンスによって採用された方法であるという理由から、イラク・イスラム法
学者協会(AMSI)の業績を満足できるものとして評価した。

 彼は言う−−、イラク戦争は十字軍の戦争であり、アメリカがイラク侵攻と占
領の口実としたものは明らかに虚偽の口実であり、偽りの議論であった。

 このイスラムの思想家は、イラクにおける勝利は実際に神の意志に近いと指摘
した。アメリカが設けた戦場で生起している展開は、ブッシュ政府と彼の構想が
敗北しつつあることを映し出している、と指摘した。

 以下は、このインタビューの全文(英文テキストから日本語訳/訳注)である



 HEYET Net アメリカがイラクを占領して5年が過ぎた。イラクを侵略するに際
してアメリカが主張した口実と議論をどう見ていますか? あなたの見解では、
この侵略の本当の理由は何でしょう?


 Dr.モロ  実際のところ、アメリカが持ち出した口実は、まったくウソの
口実であり議論であることが明白です。イラクが大量破壊兵器を所持していると
いう口実(の正否)は、アメリカ人によっても証明されました。アメリカ人のも
とに届けられた報告でさえも、イラクがそのような兵器を保有してないことを認
めています。

 また、イラクは西側の国に対してもアラブ諸国に対しても、脅威となる振る舞
いをしていません。つまり、この議論は始まる前から根拠がありませんでした。

 これだけでも、世界の前に、そして特にアメリカ国民の前にブッシュを告発す
るのに十分な容疑を提供していました。虚偽の口実にもとづいた侵略の結果、彼
は何十万人ものイラク人を殺し、何万人ものイラク人を拘束し、何百万人ものイ
ラク人に移住を強制しているのです。

 2つめの議論は、アメリカが独裁政権を打倒したかったというものです。しか
しこれはアメリカの政策としては奇妙な逆説です。何十年も、軍服を着て政権を
握う独裁者たちを支持してきたのは、同じ(アメリカの)政府です。・・・その
独裁者たちの名前は言うまでもないでしょうが、ほとんどの場合、独裁者を作り
だすのはアメリカ人です。

 一部のアナリストが主張している議論に、イラクを侵略し占領する背後の理由
はイラクの石油を支配することだ、という見解があります。もちろん、この見解
はイラク占領の背後にある理由の一部を説明するものですが、理論的には不正確
です。実際、アメリカはイラクの石油利権を握り、それを支配することに魅力を
感じていますが、しかしイラクに侵略した理由はそれだけではありません。

 イラク戦争は十字軍です。その証拠はジョージ・ブッシュが言ったこと、彼の
口から出た重要な言葉のなかにありますが、その後に彼は発言を撤回し謝罪しま
した。

 ここで私たちは、この戦争にアメリカがどれほどの戦費を注ぎ込んだかを知る
べきです。公式の見積もりでは出費の全額は3兆ドルに達し、非公式には、一部
の専門家が指摘しているように、戦費は10兆ドル近くになりました。

 この10兆ドルという2番目の見積額は、イラクの石油生産でまかなっている
わけではありませんし、アメリカがイラク戦争で略奪する石油ほかでまかうこと
は不可能なのです。

 イラクが現在どれだけ石油を生産し、世界市場でどれだけの石油価格を得るか
を計算することはできます。石油収入と配当金からの稼ぎを考慮し、そしてアメ
リカ政府がその半分を盗みとると仮定しても、それはアメリカ政府がイラク戦費
につぎ込む額に比較すると無きに等しいものなのです。

 アメリカがイラク戦争とイラク占領から、経済的利益をあげていることを否定
することはできませんが、そうした利益はアメリカが自国の予算、死傷者、軍の
弱体化とアメリカ社会の疲労として支払っている負担には釣り合いません。

 こうしてみると、イラク戦争は石油目当てだという現地の戦争解釈は部分的な
説明であり、それは事実ではあるが、全局面をもの語るものではありません。

 
 HEYET Net 大勢の人々が殺害され、拷問され、移住させられているもとで、あ
なたは現在のイラク情勢をどう評価していますか?


 Dr.モロ イラクに駐留するアメリカ軍とアラブの沈黙によって、そしてイ
ラクの一部の政治勢力の裏切りと無能によって戦争犯罪が起こっています。


 HEYET Net 無実の人々に対する攻撃、拘束作戦、急襲作戦についてはどうです
か?

 Dr.モロ それはもう一つの事実を反映する悲劇です。その事実とは、アメ
リカ人は自由と民主主義のために適切な環境を提供するためやって来たというア
メリカの主張がウソだと明らかにするものです。

 人々に移住を強制するやり方は、アメリカ系・ユダヤ系十字軍による占領にと
ってはごくありふれたものです。


 HEYET Net なぜセクト主義者(=宗派・民族至上主義/訳注)はイラク人を移
住させたがるのですか? 特に、出自にもとずく移住の強制。

 Dr.モロ 確かに移住は宗派主義者の手口ですし、宗派主義を実行する者た
ちは他宗派を追いだすことなしに目的を達成できません。私が言っているのはシ
ーア派の政治家たちのことで、彼らは宗派主義の手口を採用してきました。そこ
では例えば、スンニ派住民を移住させたがるという以外には何もないのです。こ
れが南部のほとんどの地域とバグダッドの多くで起こっていることです。

 イラク南部にシーア派の国を樹立するためにも、彼らは他の勢力が立ち去った
地域を支配することが可能になるのでしょう。

 イラクでは幾つかの種類の宗派主義と民族浄化が発生していて、それは無視す
ることはできません。

 しかし、こうした動きのすべてがやがて消えるであろうことは確かです。その
印欧は明らかになるでしょう。


 HEYET Net モロ博士はいつもレジスタンスのことを「暗いトンネルの中に輝く
美しい灯り」と呼びますが、5年間の占領に対するレジスタンスの成果について
、あなたはどのように評価していますか?


 (つづく)



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☆★イラク政府は医者に護身用の銃携帯を許可
  Iraqi government allows doctors to carry guns for protection
AP通信 2008年9月29日
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http://wiredispatch.com/news/?id=393800

 バグダッド発 −− 2003年のアメリカによるイラク侵攻以後、医者が頻
繁に攻撃目標にされていることから、イラクは医者に護身用の銃を携帯すること
を許可する、と、政府が29日に発表した。
 
 マリキ政府はさらに声明において、政府は内科医のために、厳重に警備した居
住移設を病院の内外に建設することにしていると述べた。政府は、その建設構想
を地方当局と一緒に進めるよう、保健省に指示した。

 医療スタッフの人員不足を緩和するため、暴力から非難した医者たちに戻るよ
う説得するなかで、この動きが浮上した。

 政府声明は、「政令によって、内閣は各医者が護身用の兵器を携行することを
許可されるよう指示した」と述べている。

 政府の保健センターでも、この5年間に約8000人の内科医が辞職した。そ
のうち、数百人は比較的安全とされたクルド人自治区に難を逃れたが、ほとんど
の者は国外への避難を模索した。

 汚職と間違った管理、また設備と医薬品の不足に悩んでいた保健システムは、
彼らが居なくなったことによって、さらにマヒすることになった。

 2003年以後、134人の医者を含む620人以上の医療専門家が殺された
が、さらに多くの者が脅迫を受けている。

 イラク北西部に位置するタルアファル市の病院に勤める外科医アハメド・サビ
ーフは、銃を携帯する権利なんて自分には意味はないと語った。

 「何十人もの医者が殺された今となっては、その判断は遅すぎた」と彼は指摘
した。「僕は銃の使い方を知らないし、一度も扱ったこともないので、何の役に
も立たないと思うよ。銃を持つつもりもないしね」。




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