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米・イラクの「安全保障」協定には「秘密条項」がある−−サウジ紙

差出人: 山本史郎さん
送信日時 2008/10/28 23:27
ML.NO [URUK_NEWS:1938]
本文:

URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2008/10/28 (火)

  [飛耳長目録 todays news list]

☆米・イラクの「安全保障」協定には「秘密条項」がある
☆米軍がイラクに脅し: 協定に同意しないとサービス停止


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☆★米・イラクの「安全保障」協定には「秘密条項」がある
  US-Iraq "Security" Agreement Includes `Some Secret Provisions`
Press TV 2008年10月26日付
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http://www.presstv.ir/detail.aspx?id=73339§ionid=351020201

 議論になっている米・イラク安保協定には、イラクの主権をひどく侵害する「
幾つかの秘密条項」が含まれている。

 秘密条項はいわゆる地位協定(SOFA)に組み込まれたもので、前にイラク
のメディアで暴露されたよりももっと直接的な形でイラクの主権を侵害するよう
だ−−サウジの日刊紙オカズが10月26日付で「消息筋が明らかにした」と報
じた。

 その記事によると、「秘密条項」はイラクの主権と独立にもっと重大な結果を
もたらすだろうが、イラクの議員たちの大多数が完全にカヤの外に置かれている


 これらの秘密条項に従えば、米軍は軍事基地、キャンプ(陣地や司令部など/
訳注)、収容所をイラク国内に建設することが承認される。地位協定で最大の焦
点になっている、米軍が法的訴追から免除される範囲は、米軍との契約企業と並
んでアメリカの全治安要員、軍人、民間企業を含むものへ拡大されるだろう。

SOFAのもとで、イラクの当局者は米軍によって遂行される作戦に干渉するこ
とを禁じられ、彼らの権限は制限される。米軍は、「イラクの安全を脅かす」い
かなる国に対してもイラクの領土内から攻撃することが許される。

 協定が署名されたあとは、バグダッド(=イラク政府/訳注)は第三国との地
域的あるいは国際的条約を締結する前にワシントン(=米国政府)に承認を求め
る義務を追うことになる。

 またオカズ紙の報道によると、「イラク軍の育成」を促すために、SOFAは
イラクの主要官庁である国防省と内務省を10年間米国の指揮下に置く。

 サウジの新聞はさらに、秘密条項のもとでは、イラクからの米軍撤退及び条件
付きのいかなる引き揚げも、日程表(俗にいう撤退期限)が設定されることはな
い。

 いかなる米軍撤退も、条件としてイラク軍の準備、テロとの戦いの成功、脅威
となる隣国の除去、国民和解、イラクの全政治グループの合意を含む。これらの
条件が一つでも満たされなければワシントン(米国政府)はイラク駐留の権利を
掲げる。

 これまで明らかにされてきたSOFAの条項に従うなら、米軍はいかなる前提
条件も設けることなく、2011年までにイラクから撤退しなければならない。

 同紙の記事はさらに、ブッシュ大統領の任期切れ前にアメリカとイラクが合意
に達する可能性を排除した。

 記事によると、この協定が調印されない事態は、アメリカの大統領選挙を控え
て、SOFAを使って共和党の立場を有利にしようと狙ったブッシュ政府の不利
と見なされるべきである。



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☆★米軍がイラクに脅し: 軍事協定に同意しないとサービス停止
  U.S. Threatens to Halt Services to Iraq Without Troop Accord
マックラッチ・ニュースペーパー 2008年10月27日付
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http://www.mcclatchydc.com/251/story/54795.html

 バグダッド発 −− もしイラク政府が駐留米軍の地位に関する新たな協定に
合意せず、イラクにおける国連任務の期限延長も更新しないようなら、米軍はイ
ラクの国中でおこなっている軍事作戦ほかの重要なサービスを1月で停止する−
−と、米軍がイラクに警告した。

 イラク政府要人の1人は25日、マックラッチ紙の取材に対して、多くのイラ
ク人政治家はその動きを政治的な脅迫文のようなものだと語った。

 スンニ派出身の副大統領であるタリク・アル・ハシミは、米軍がすべての行動
を停止するということについて、イラクの経済、教育その他の分野で支援を行っ
ている「あらゆる」を活動を停止するだろうと説明した。「米軍がこれほど広範
なサービスを行っているとは、私は知らなかったな」。

 ハシミの話では、イラク駐留米軍を指揮するレイ・オディエルノ将軍が停止す
る可能性のある数十分野について3ページに及ぶ書簡に書き連ねてきたというが
、言外に示された脅迫にイラク人指導者たちは驚いたという。

 「ほんとうにショックだった」と彼は言った。「多くの人々がこの米軍の態度
をユスリのたぐいだと見ている」。

 翌26日、オディエルノは何もコメントしなかったが、アメリカ大使館の当局
者はマラッチ紙に、ハシミが言うこの長ったらしいリストはイラク政府に宛てた
ものだ説明した。米軍が提供しているサービスの中には、石油輸出やシャタルア
ラブ川からペルシャ湾への船舶輸送、イラクの制空権に関わる重要な国境防衛も
含まれているという。

 2011年末までに米軍の最終的なイラク撤退を求める米軍の地位協定は、両
国間で協議が継続されている重要問題に決着をつけるものだと言われてきたが、
10日前に完成した草案はシーア派主導のイラク政府内とイラク・米国の二国間
に政治危機を引き起こした。

 イラクの国民議会で対立が激化することを恐れて、マリキ首相は閣議で提案さ
れた修正を請求することにし、26日(日曜日)の午後に見直し会議の開催を呼
びかけた。

 しかし、シーア派の2つの主要政党であるマリキ首相率いるダーワ党とイラク
・イスラム最高会議は、彼らの要求リストを完成させることができず、マリキは
その会合を28日まで延期することにした。他の閣僚メンバーが話した。

 この2党を長期に後押ししてきたイランが、この協定を受け入れないようイラ
クの指導者に圧力をかけている、と、ハシミ副大統領が語った。

 この議論は「現実であり事実であるが、政府はこの議論をまとめようとしてい
ない」とハシミが指摘した。彼の所属するイスラム党による異議もふくめて、彼
はこの協定への異議をまだ目にしたことがない。

 政党の異動者たちは、ハシミも含めて、この協定への責任はマリキにあるが、
シーア派連合やその他の与党各党が熱を帯びてくるまでは、マリキ自身が合意づ
くりを促す気がない。

 次に問題となるのは、アンバル州で住民一人が殺された米・イラク合同軍によ
るイスラム党支持者への軍事作戦について、説明と謝罪を受けるまでは米軍との
「公式の折衝」を停止するとハシミのイスラム党が決定したことである。

 ゲーツ米国防長官は「私は諸君が(協定修正に関して)ドアを閉ざすとは考え
てない」と述べたが、ハシミは米国は一貫して「修正は一切受け入れていな。ド
アは閉じる」と言ってきたと述べた。

 ハシミは、もしアメリカが途中でイラク側と協議し、論争になっている条項に
ついて修正を受け入れるなら、議会がこの協定を「承認しやすくなる」だろうと
指摘した。

 米軍の地位協定に替わる方法としては、イラク政府が国連安全保障理事会に1
2月31日で有効期限切れとなる国連の活動延長を求める方法も議論になってい
る。

 この軍事協定をめぐってイラクが米国政府から勝ち取った最大の譲歩の一つは
、イラク市民殺害で告発されてきたブラックウォーター(傭兵企業/訳注)など
民間の契約請負企業がイラクの国内法で裁かれるようになるという点だった。

 民間請負企業と全米軍将兵への訴追免除は、2004年6月に米軍の占領政府
によって公布され、イラクとアメリカとの間で統制がとれなくなる事態は姿を消
した。ハシミの説明によれば、アメリカはこの指揮権を変更するいかなるイラク
側の要請も受け付けないと主張してきた。

 皮肉なことに、イラクの政治家はこぞって、提案された協定(草案)はイラク
の完全な府県回復に向けて大きな前進となり、今春示されたアメリカの最初の提
案を大きく改善するものだったと見なしている。






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