イラク戦争に関する世界情勢のニュース

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件名:

メッキが剥がれるオバマの主要閣僚人事 

差出人: 山本史郎さん
送信日時 2008/12/02 11:56
ML.NO [URUK_NEWS:1955]
本文:

URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2008/12/02 (火)

  [飛耳長目録 todays news list]

☆メッキが剥がれるオバマの主要閣僚人事 2008/12/02

※昨日はこのメール・ニュースの日付が一部間違っていました。
 ↓ お詫びの気持ちも込めて、併せて再送します。
☆オバマの安保チームはタカ派を喜ばせる 2008/12/01

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☆★メッキが剥がれるオバマの主要閣僚人事
イラク情勢ニュース 速報&コメント 12月2日
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 イラク政策を中心とするブッシュ大統領の外交政策が、2年前に超党派のベー
カー委員会が提言した方向に沿って進められてきたことは前に指摘した。今年に
入ってアメリカのイラン攻撃はないだろうと指摘した根拠の一つは、ベーカー委
員会の提言に忠実に、イランとの交渉が断続的に続いていることであった。オバ
マなど民主党のイラク撤退構想もこのベーカー員会の提言に沿ったものとなって
いて、大統領選でオバマ優勢が確定的になった頃からは、ブッシュのイラク政策
も一層明確にオバマの主張と整合性を持つものへと変化してきていた。

 オバマが大統領選に当選したことで、制度としても名実ともに、ブッシュは残
り任期中の国内・国外の重要政策はオバマと協議しなければならなくなる。そう
した流れを知ると、イラク政策を中心とする外交・国防政策でオバマの方針が、
最近のブッシュの政策から大きく転換することは期待できないことは明らかだが
、オバマに過剰に期待した人々にはそれが判りづらかったのかもしれない。

 左翼あるいはリベラルな立場からオバマへの失望が今になって聞こえてくるの
は、そうした背景がある。

 参考; ●マリキはブッシュの沈没船からオバマに乗り換え 2008/08/20
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20080821/1219277081

●ブッシュとオバマ歩み寄りの背景 7月31日
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/The_Bush_Obama_Convergence.html

●米国とイラクが撤退「期限」の設定に合意 2008/07/20
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20080720/1216558463

●誰が勝利しようとも彼らは敗れる/抜粋 2008/06/26
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20080626/1214448093

●イランへの軍事行動はあるか? 2008/04/26
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20080426/1209177650


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☆★ 主要紙の報道から
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▼米 ロサンゼルス・タイムズ: 
クリントン国務長官にイスラエルとアラブは期待が入れ替わる
Looking ahead to a Clinton State Department, Israelis and Arabs retool
their expectations

http://www.latimes.com/news/la-fg-clinton1-2008dec01,0,797760.story?track=ntothtml
2008年12月1日付

 このニュースに、ブッシュからの政策転換を期待していたアラブ諸国の希望が
しぼんだのとは対照的に、イスラエルは彼女の指名はオバマの監視役だとして拍
手喝采した。

 カイロ、ワシントン、エルサレムからレポート −− バラク・オバマが大統
領選に勝利して1ヶ月、ヒラリー・クリントンを国務長官に指名するというオバ
マの決定は、アラブ諸国とイスラエルに対して、彼の政府(次期アメリカ政府)
の中東政策に対する期待を再調整する必要を生じさせた。



▼英 BBC: 国務長官にクリントンが指名される
Clinton named secretary of state

http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/7758673.stm
2008年12月1日付

 次期米大統領バラク・オバマは彼のもとでの国務長官に、かつて大統領候補指
名を争ったヒラリー・クリントンを指名した。 ・・・オバマはさらに、国家安
全保障に関わる他の主要ポストへの指名も発表した。

 現国防長官であるロバート・ゲイツは留任するだろうと彼は述べた。ジェイム
ズ・ジョーンズ退役大将は国家安全保障担当顧問に、元司法省高官のエリック・
ホルダーが司法長官に、アリゾナ州知事ジャネット・ナポリターノが祖国安全保
障長官に指名された。長年オバマのアドバイザーを務めたスーザン・ライスは、
米国の常駐国連代表(ニューヨーク、国連本部)に就任するだろう。

 ヒラリー・クリントンに率いられるオバマの外交チームは、米国内のタカ派た
ちを安心させたが、もっと根本的な転換を期待していた人々を失望させたようだ
−−BBCのウェブサイトに外信部長ポール・レイノルドが指摘した。



▼中東 アルジャジーラ: クリントンが国長官に選ばれる
Clinton chosen for state department

http://english.aljazeera.net/news/americas/2008/12/2008121151215271362.html

 ※英BBCとほぼ同じ見出しですね。
 内容もだいたいそのようなもののようです。




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☆★オバマの安保チームはタカ派を喜ばせる
    −−ブッシュ政権の国防著官は留任
イラク情勢ニュース 速報&コメント 12月1日
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Barack Obamas security team delights the hawks
Bush’s Defence Secretary to stay at Pentagon
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/article5263920.ece

From The Times
December 1, 2008
Tom Baldwin in Washington

 バラク・オバマは軍関係部門と共和党から承認を受けるべく、新政権のもとで
発足することになる米国の安全保障チームを今日発表するだろうが、それはリベ
ラルとはほど遠くいものである。

 次期大統領に選出されたオバマは、ヒラリー・クリントンを国務長官に任命す
ることは確かとみられ、ロバート・ゲーツには国防長官への留任を要請し、ジム
・ジョーンズ大将を国家安全保障担当顧問につける。

 この3人は皆、オバマとは相当に異なる政策の持ち主としてヘビー級の人物で
あり、こうした選択はかつてのライバルや反対陣営に政策的に手を差しのべてい
ることを強調するものである。

 民主党の上院議員クレア・マッカスキルは昨日、「選挙期間中に自陣営だった
人々を登用しない」と述べた。「彼は最良・最善を求めて、政策上のシマ模様な
ど気にしないのさ」。

 昨日、共和党陣営はこのような人材登用を絶賛した。リンゼイ・グラハム上院
議員は、ブッシュのもとで国防長官を勤めるゲーツ氏は「イラクが困難な時期に
われわれと連れ添った人物」と述べ、クリントン女史については外交政策でオバ
マ氏より少し強硬派だと説明した。

 マイク・マレン提督(統合参謀本部議長)は、かつてオバマ氏からは「ひじょ
うに積極的」だという印象を持たれていたとされるが、彼の人事構想によって元
気づけられたようだ。ゲーツ氏は核政策ではオバマ氏と見解を異にする。ジョー
ンズ将軍はブッシュ政権のもとでは中東で公使をしており、アフガニスタンへの
派兵には協力的だったもののイスラエルには批判的で、イラクからの早期撤退は
国益に反すると提案していた。

 しかし、民主党の大統領候補指名を長期間争ったあとであることから、最も注
目を集めたのはクリントン女史の国務長官指名であり、彼女はオバマ氏と外交施
策をめぐって論争してきた。オバマ氏は彼女がイラクへの軍事行動に賛成投票を
したことを批判し、国際問題に対する彼女の主張を非難してきた。彼女の方では
、オバマ氏を最高指揮官たる資質に欠けていると反論してきた。

 左翼勢力からは、オバマ氏が変化をもたらすと言ってきた約束を破っていると
批判が出ている。雑誌『ネイション』は、「根っから進歩的だったのではない」
ために重要閣僚ポストをめぐって漂流している、と表現した。

 ・・・・ (略)

 次期大統領は「(みずからの)経験と新鮮な感覚」を結合してみたいと説明し
たが、それで機能できるのか疑問を呈する人もいる。

 あぁ、当時はこんなこともあったっけ ・・・

 オバマが彼女について言ったこと;

 「彼女が言ってる外交経験とは何のことか? 彼女が80ヶ国を訪問したこと
は知っている。しかし、彼女が条約や協定の交渉をしていたのか、危機管理をし
ていたのかは明らかでない。」 −−今年3月5日の演説から

 「戦争を本当に終わらせるのは誰か自問してみればよい。 戦争に初めから反
対していた者なのか、それとも大統領選の準備を始めた時から反対しだした者か
。」 −− 2008年3月の演説から

 クリントンが彼について言ったこと;

 「最高指揮官がつとまるかどうか、お互いに実証してみせることは必要だと思
う。私はそれを実証したと思っている。マケイン上院議員もそれを実証した。だ
からオバマ上院議員にも、大統領候補にふさわしいか聞いてみなくちゃね」 −
−2008年3月6日の演説から






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