イラク戦争に関する世界情勢のニュース

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件名:

川は多くのことを物語る ダール・ジャマイルの中東速報

差出人: 山本史郎さん
送信日時 2009/02/15 21:46
ML.NO [URUK_NEWS:2001]
本文:

2009/02/15 (日)

  [飛耳長目録 todays news list]

☆イラクからの写真映像 イラク再訪中のダール・ジャマイルから
☆川は多くのことを物語る ダール・ジャマイルの中東速報
☆(転載) 米航空機事故: ビバリー・エッカートさんを悼む

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☆★ イラクからの写真映像
  Photographs from Iraq イラク再訪中のダール・ジャマイルから
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 イラクから写真をネットにアップしています。次のアルバムをご覧ください。

Album: Fallujah, 2009 (Views from inside Fallujah, February 2009.)
ファルージャ 2009年
http://dahrjamailiraq.com/wpg2?g2_itemId=12130


Album: Over 1 Million Displaced Persons In Baghdad (As of February 2009,
there are over one million displaced people in Baghdad alone.)
バグダッドだけでも100万人以上が移住 2009年2月
http://dahrjamailiraq.com/wpg2?g2_itemId=12105


Album: Various Photographs of the Occupation (2009) (Various pictures from
the occupation in Iraq, February 2009)
占領下の写真各種 2009年2月
http://dahrjamailiraq.com/wpg2?g2_itemId=12084


Album: Fishermen on the Tigris River (Due to decreased water level,
increased pollution, and a disasterous economy, Iraqi fishermen are
struggling to survive.)
チグリス川の漁師たち。水位が下がって汚染がすすんだ。漁師は生存に必死。
http://dahrjamailiraq.com/wpg2?g2_itemId=12069


Album: Awakening Group leaders of Iraq’s Al-Anbar Province (Photos of two
key leaders of the U.S.-backed Sunni militia)
アンバル州の覚醒会議指導者。米軍の支援を受ける2人の主要人物。
http://dahrjamailiraq.com/wpg2?g2_itemId=12031


Album: Baghdad: City of Walls (Baghdad, in 2009, is filled with countless
security walls and security personnel.)
壁の街。2009年のバグダッドは無数の壁、治安要員が満ちていた。
http://dahrjamailiraq.com/wpg2?g2_itemId=11996



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☆★川は多くのことを物語る
  The River Too Tells the Story
ダール・ジャマイルの中東速報 2009年2月12日付
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** Dahr Jamails MidEast Dispatches **
** Visit the Dahr Jamail website http://dahrjamailiraq.com **

http://dahrjamailiraq.com/iraq-war-tigris-river-pullution-environment#more-1437

by Dahr Jamail
February 12th, 2009 Inter Press Service

 チグリス川の水量は今ではめっきり減って、キレイでもなくなった。川には魚
が少なくなり、燃料費その他のコストも高くなって、魚を捕る経費もますます高
くなってきた。漁師のハムザ・マジトが言うように、漁師にとっては苦難の日々
が続いている。

 マジトは釣り舟にのってのIPSの取材に(ダール・ジャマイルに)、「日を
追って悪くなるばかりだ」と話した。

 2メートルしかない川底を棹で突きながらマジトは言う−−「水位が下がって
いるのがわかるだろ。網をしかけるにはもっと深くなければ。このあたりがチグ
リス川で一番深いところだ。水がこうも浅いと、どんな魚も捕れやしない。」

 プラスチック容器、食品が入っていた袋、その他さまざまのゴミが、かつては
キレイだった川面に漂っているのが普通になった。「魚は神様からの贈り物なの
に、今では宝物を収穫することもできない」とマジトは言う。

 アメリカがイラクを侵攻する前、一日で何十匹も魚を捕るのが普通だった。今
では、「10匹も捕れると幸運だね」。

 政府も今は気遣っている。

 「チグリス川の汚染はひどいうえに、事態は悪くなるばかり」と環境大臣ナル
ミン・オスマンがIPSに語った。「多くのイラク人が困っている。われわれは
これは危機的状況だと認識し、問題解決のために政府に何ができるか模索してい
る」。

 事態は差し迫っている、と彼女は言った。「われわれ以外に解決できる者はい
ないので、われわれの手で解決しなければならない」。

 ・・・

 マジトは10歳の頃から漁師をしている。チグリス川の他の漁師と同じように
、家業をついだ形だ。2人の子どもも彼と一緒に働いている。

 漁は難しいことではないが、不快であり危険でもある。下水がじかに流れ込ん
でいるところでは、プラスチックの燃える臭いも強烈だ。それにマジトは、グリ
ーンゾーンで米兵に撃たれたことがある。グリーンゾーンのコンクリート壁は川
の土手に沿っている。

 イラクの環境保護活動家は、川が戦争廃棄物、石油製品、産業廃棄物、毒物で
汚染されていると報告する。マジトは、「網をあげると、廃油が網についていた
りする。魚さえもが、時々、油くさい味がする」と語った。

 大型ゴミが土手に積み重なっている。前のサダム・フセイン政権のときには、
川にゴミを捨てる行為は罰せられていた。今日では、それを防止するてだてがな
い。

 魚不足の影響は、必然的に市場を直撃しはじめた。1匹の魚にかかるコストは
、2ドルから8ドル(8000イラク・ディナール)に上昇した。

 25歳の鮮魚商アマル・ハムザは、「高すぎて買う者がいない」と言う。「仕
事にならない。困ったことだよ」。

 

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☆★米航空機事故: ビバリー・エッカートさんを悼む
どすのメッキーさんからのメールより
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http://hope.way-nifty.com/a_little_hope/2009/02/post-7dcd.html
(どうのメッキーさんのブログでも読めます)


 コンチネンタル航空3407便が12日午後10時20分(日本時間13日午
後零時20分)ごろ、目的地のニューヨーク州バファロー近郊の住宅街に墜落し
、乗員乗客49人全員と地上にいた住民1人の計50人が亡くなりました。もち
ろんそれ自体悲惨な事件ですが、犠牲者の中に、911で夫をなくした女性が含
まれていたというニュースが、さらに大きな衝撃を与えました。

 この件について、平和系のネットであまり話題になっていないことが、わたし
にとっては非常に疑問であり、残念でなりません。


 911直後、報復支持の嵐が吹き荒れる中で、平和な明日を求める911遺族
会(名前が決まり完全に組織化されたのはだいぶ後ですが…)の活動は、わたし
達を含め世界中の平和を求める人たちにとって、道徳的、理論的支柱であり、人
間そのものの本質に関する希望の灯りでもありました。

 ビバリー・エッカートさんは、911報復としての対テロ戦争に反対していた
だけでなく、核兵器を含む大量破壊兵器の使用にも反対し、日本の被曝者とも連
帯して、広範な意味での平和運動に人生を捧げていました。テロに愛する人を殺
されて、その直後から平和を訴えるというのは、こう文章に書くほど簡単なこと
ではありません。しかし、怨みに怨みを持って応えるのではなく、慈悲を持って
応えよというのは、古くブッダが説いた教えでした。

 被害を受けたら、それ以上の報いを個人として、あるいは国家として与えるの
が当然であるかのような風潮が強まっている日本で、ピースフル・トゥモロウズ
の思想と実践はますます輝きを放つ存在であり続けるでしょう。

 慎んで哀悼の意を捧げ、彼女の遺志を心に刻みたいと思います。

 以下は、ピースフル・トゥモロウズのサイトに掲載された弔文です。

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■911遺族会の提唱者ビバリー・エッカート、バッファローでの飛行機事故の
乗客に
【9/11 Family Advocate Beverly Eckert a Passenger in Buffalo Airliner
Crash】
http://peacefultomorrows.org/article.php?id=929

 ピースフル・トゥモロウズは、2月12日(木)、バッファロー近郊で起こっ
た飛行機墜落事故で悲惨に亡くなったビバリー・エッカートのご遺族に対し、ま
た、この事故で愛する人を失ったすべての遺族の皆様に、心から哀悼の意をあら
わします。ビバリーの夫、ショーン・ルーニーは、2001年9月11日、世界
貿易センターへの攻撃の犠牲となりました。

 エッカートさんは、ピースフル・トゥモロウズと私達会員の多くにとって、か
けがえのない友人であり同志でした。「911の声(Voices of Sept. 11)」の
共同議長だったビバリーは、本当に愛らしく、知的で思いやりのある女性でした
。彼女は、この世界をより良いものにすることに没頭していました。ちょうど1
週間前、オバマ大統領と911遺族会との会合に出席したばかりでした。エッカ
ートさんは、そこで、グアンタナモ収容所を閉鎖する大統領の政策に支持を表明
することが目的でした。彼女のボランティア活動は、地元の学校の教員を2年生
とともに支援するだけでなく、ハビタット・フォー・ヒューマニティの活動にも
及んでいました。さらに、彼女は、911委員会の設立を助け、大量破壊兵器に
反対する911遺族会のメンバーでした。

 ビバリーは、彼女を知る人すべてに愛されており、わたし達は、彼女を失った
ことに深い喪失感を味わっています。

(仮訳どすのメッキー 15/Feb./2009)
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