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靴を投げたイラク人の裁判  2009/02/19

差出人: 山本史郎さん
送信日時 2009/02/19 23:12
ML.NO [URUK_NEWS:2004]
本文:

2009/02/19 (木)

  [飛耳長目録 todays news list]

☆靴を投げたイラク人の裁判 2009/02/19
☆写真: ザイディの行為はアラブ世界で称賛される
 http://english.aljazeera.net/mritems/Images//2008/12/17/2008121794742156734_5.jpg
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☆★靴を投げたイラク人の裁判は3月まで休廷
イラク情勢ニュース 速報&コメント 2月19日
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Iraqi shoe-thrower’s trial adjourned
ミドルイースト・オンライン
2009年2月19日
By Ines Bel Aiba - BAGHDAD
http://www.middle-east-online.com/english/iraq/?id=30503

 ジョージ・ブッシュ大統領に靴を投げたイラク人記者は19日に開かれた法廷
で、ブッシュ元米大統領を見ていると感情がこみあげてきたと述べ、堂々とみず
からの行為を弁護した。

 ムンタザ・アル・ザイディは、ブッシュ大統領がホワイトハウスを去る前に、
別れのイラク訪問を行ったさい、12月14日にブッシュの頭をめがけて靴を投
げたことで世界的な名声を得た。

 彼の弁護士は、裁判の冒頭陳述で、この素晴らしい抗議は合法的だと主張した
が、裁判官はブッシュのイラク訪問についてもっと情報が必要だと述べ、90分
の休廷を宣言した。

 記者は法廷で、2003年3月にイラク侵攻を命令したブッシュが話し始める
と、怒りがこみあげてきて、その激情を抑えることができなくなったと語った。

 「私はブッシュだけを見ていた。私の目には何か黒いもののように見えた」と
、彼は被告席で話した。彼の肩にはイラク国旗がかけられていた。

 「それで最初の靴を手にし、それを投げたが、彼には命中しなかった。そこで
二つめの靴を取り上げたが、これも彼に当たらなかった。私はイラク占領軍の司
令官を殺そうとしたわけではない。」

 裁判はバグダッド市内で厳重警備のなかで開廷された。ザイディは、ブッシュ
がマリキ首相と並んで会見し世界に配信された共同記者会見について、詳細な報
告を行った。

 「私が記者会見に出席すると、アメリカの警備担当者がイラク人記者は外に出
るように告げ、彼らは私たちをチェックし始めた。私たちはイラクの領土にいな
がら、ある記者は彼らから侮辱的なやり方で身体検査をされた」と彼は言った。

 「ブッシュが冷たい笑みを浮かべて、『イラクでの勝利と業績』について話し
はじめたので、・・・私はあんなことをした。」

 証言のあと、ザイディはブッシュのイラク訪問は公式訪問ではなかったと反論
した。そのとき、3人の判事のなかの1人、アブドラマル・ハッサン・アル・ル
バイが、法廷は3月12日まで休廷となると宣言した。

 「ブッシュ元米大統領の訪問が公式訪問だったかどうか、首相府に問いあわせ
て確認するために、裁判を休廷にする」と彼は言った。

 もし記者が外国指導者を「攻撃」したことで有罪になると、彼は禁固15年と
なる。検察による彼に対する大げさな起訴は、アラブ世界で酷評されている。

 傍聴につめかける人々はあらゆる電気製品をとりあげられ、車は検査されると
いう、厳しい警戒措置がとられた。

 裁判官は最初、ザイディに氏名と職業、住所を述べるよう求めた。すると記者
の弁護士は、彼の行為に対する起訴は、「社会的・政治的・心理的な理由」によ
るものだと批判した。

 記者の家族も法廷にやってきた。

 彼の兄弟の1人ウダイ・ザイディは、「イラクの裁判制度が試されている」と
語った。「もし彼が釈放されるなら、それは司法が独立していることを示すこと
になり、彼は英雄になるだろう。しかし、もし有罪なら、司法は恥をさらすこと
になる」。

 30歳になる記者は、民間テレビ会社アル・バグダディアに勤務している。

 裁判はテロ事件を扱う中央犯罪法廷で開かれ、そこはバグダッドのグリーンゾ
ーン近くに位置し、一帯にはイラク政府と西側大使館もある。

 ブッシュは体をかがめ、かろうじて靴をかわした。その身振りはアラブとイス
ラム政界では、象徴的な侮辱と受けとめられている。

 イラクの宗派抗争にまきこまれてゲリラに誘拐されたこともあるこの記者は、
言葉でもブッシュを侮辱し、警備員にねじ伏せられる前に、「これが別れのキス
だ、この犬野郎」と叫んだ。

 ブッシュはその後再び姿を見せると、事件を笑い飛ばし、報道陣に靴は「サイ
ズ10」だったとジョークを言った。

 外国の指導者を「攻撃」した罪の刑期は、5年から15年の間である。

 この事件に触発されて、「Sock and
Awe」という靴投げサイト(www.sockandawe.com)
を作ったイギリスの学生アレックス・チューは、インターネット上では、860
0万以上がブッシュ元大統領の顔に命中した、と語った。



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 「空を飛ぶ靴」という詩を作ってくれた、どすのメッキーさんのブログに、2
月17日付で、<「チェ・39歳別れの手紙」を観て>という一文があります。

 映画「チェ・39歳別れの手紙」の感想なのですが、そこに綴ってある筆者の
深い思索もすばらしいと思いました。

 (by山本史郎)

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