イラク戦争に関する世界情勢のニュース

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オバマ大統領へイラク・レジスタンスの回答 (前半)

差出人: 山本史郎さん
送信日時 2009/03/02 23:34
ML.NO [URUK_NEWS:2011]
本文:

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2009/03/02 (月)
イラク情勢ニュース

  [飛耳長目録 todays news list]

☆オバマ大統領へイラク・レジスタンスの回答 
☆オバマのイラク撤退計画は「公約違反」である
  −−どすのメッキーさんからのメール転送

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☆★オバマ大統領へイラク・レジスタンスの回答 (前半)
  The Iraqi Resistance Responds to President Obama
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http://www.albasrah.net/en_articles_2009/0309/rafidan57_010309.htm

Rafidan
イラク共和国/バグダッド/政治委員会
Official English Transcript Release No: 57

 いわゆるイラク占領を終わらせる宣言をめぐって、2009年2月27日のオ
バマ大統領の発言に回答する声明

 Good Evening,

 アメリカ合衆国のバラク・フセイン・オバマ大統領の発言に対して、われわれ
の戦線を代表するイラク・レジスタンス政治委員会は彼の演説内容に関する見解
を述べておこう。

 この4ヶ月、外国の占領からイラクを解放するわが国民の戦いが続いている。
われわれは新大統領のもとでアメリカ政府が採用するであろう新たな戦略を評価
するために、情報を分析するとともに、現地の動向を研究してきた。

 われわれはそのような言及にもとづいて行動計画を策定してきたが、新大統領
には、知恵を集め、寄せられる適切な情報と現地の日々の進展伝える報告を入手
するために、十分な時間を提供することにした。

 オバマ大統領、あなたがわが国民に対する現在の戦争について全般的な認識を
述べた2009年2月27日の演説を聴いてみると、あなたはわが国における意
図を簡潔にアメリカ国民と兵士に述べている。われわれは1961年1月20日
にケネディー大統領が就任演説で行ったスピーチの精神を感じとった。彼はその
演説のなかで、歴代政府の利益に挑戦するために自分の血を流すという代償、と
緊張からの脱出口、激動の世界を描いてみせた。彼らは自分たちの利益と富、戦
争と紛争を引き起こす権力を維持するために蠢いていた。

 われわれは、もし違った道につき従っていくなら、新しい皇帝が自分自身から
も裏切られるかもしれないという認識と記憶を広げたいと願って、正直にこのこ
とを申し上げる。その一方で、演説の精神はよく選びぬかれていたと考えている


 あなたは戦時国家と低迷する経済、そして自分の失敗ではないのに経済危機を
耐えている必死の国民を相続したのである。そのうえに何千もの若者が死に、障
害を負っている。

 われわれは外国による占領と、終わることを知らない無実の人々の死と負傷、
そして障害者と何百万もの避難民を相続した。

 この戦争に浪費される資金は、もしそれが代替エネルギーの開発研究に注がれ
ていたなら、エネルギー対立を緩和し、ガンや世界的な貧困から抜けだすための
農業問題に取組み、アフリカの開発を促していたことは疑いなく、もっと有益だ
っただろうと確信している。

 あなたは演説のなかでわが国民に話しかけており、その言葉には感謝する。あ
なたは無知と無学の深い海に飛びこむことを好んだ前任者よりは、わが国をよく
理解していることを示していた。あなたは演説のなかでイラク・レジスタンスに
は言及しなかったものの、アメリカの軍隊とともにやってきた人々同様に、われ
われにテロリストのレッテルを貼った。そこで今から記録のために幾つかの事実
に言及しておこう。

 1.あなたが言及したイラク国民は、どのような宗派・宗教色を帯びている者
も、アメリカの占領を拒否しており、占領を受け入れているのは占領で利益を得
ている者だけである。

 2.あなたが言及したイラク国民は、グリーンゾーンの壁で守られ数々の反逆
罪を重ねてきた者たちではなく、占領の前にはアメリカやヨーロッパで最上級の
ホテルに居たやからとも違い、あなたの前任者が共謀したアハメド・アル・チャ
ラビといった手合いでもない。

 3.あなたが語りかけたイラク国民は、あなたがたの占領に招待状を送ったこ
とは一度もなく、13年間も続いた犯罪的な経済制裁のもとで辛うじて生き延び
てきたあげくが、今日の近代世界にあるまじき外国による占領を押しつけられて
いる。

 オバマ大統領、わが国民が受けている苦難は理解を超えている。アメリカの軍
隊による終わり泣き犯罪は、近隣諸国でも同じだが、見過ごしたり無視されるこ
とは許されない。アメリカの軍隊はイラクの国土を占領し、無実の人々を殺して
おり、それが占領国の大統領であるあなたに意見を述べる理由なのである。

 イラク国民はあなたの計画に落胆させられた。彼らはアメリカの軍隊が一部で
はなく完全にわが国から撤退することを期待している。わが国民が期待している
のは、占領が完全に終わることであり、わが国民の意志に反して戦略的条約の期
限いっぱいまで駐留することではない。

 わが国民は、世界中の大多数の人々と同様、そしアメリカ国民とも同じように
、前の大統領が貴国の名前をかたって実行した犯罪ゆえに国際戦犯法廷に引き出
される姿を見たがっている。

 われわれは一度もアメリカの占領に招待状を送ったことはなく、またアメリカ
の企業を儲けさせるためにイラクの資源を盗むようアメリカに要求したこともな
い。われわれは貴国民の貴い血が流れることも、わが国民の血が流れることも決
して望んだことはない。それが誰であれ流される血は貴いものであり、本当には
何のために戦争しているのかも知らず、アメリカ政府から派遣されて死んでいく
米軍兵士の血であっても同じである。

 われわれイラク国民とイラク・レジスタンスは次のことを要求する。

 1.あなたの政府はすべての条件を満たすことが求められる。

 2.グリーンゾーンの中にいるすべての反逆者と共謀者の身柄が、イラク国民
に引き渡されること。彼らは重大な反逆罪について全国民参加のもとに裁かれる
だろう。

 3.わが国民がこうむった損害への完全かつ正当な補償。

 4.わが国民の資源から捻出された補償金が、アメリカの傘下に入った者に対
して支払われているのを停止すること。

 5.わが祖国から奪ったすべての土地を返還すること。

 6.すべての外国企業、特にエネルギー、通信、社会基盤整備、なかでもネオ
コンの利益と結びついた企業は国外に出て行くこと。

 7.無実の市民を殺害した嫌疑のある全傭兵、特にブラック・ウォーターの警
備要員と執行役員は、殺人罪で裁かれるべく身柄を引き渡すこと。

 8.すべての外国人顧問はアメリカ軍と一緒にイラクから立ち去ること。

 9.イラク中央部において、主要なレジスタンス活動の鎮圧に米軍を専念させ
ようとして、戦闘の性格を宗派抗争へと転換させるためにアメリカとイランが武
装を提供した民兵のすべてを解体すること。

 10.グリーンゾーンにおいて鳴り物入りの占拠で選出された宗派主義の政府
を支援するのを止めること。

 11.アメリカの諜報機関の代理人として、アルカイダに資金提供を続けた者
、および前アメリカ政府が親密にしていたイランの同盟者の影響力を削ぐこと。

 12.統一イラクの旧憲法を復活させること。レジスタンスがイラクの権力を
奪取したあと6ヶ月以内に新たな選挙を実行し、それはCIAがスポンサーとな
った者によってではなく、信頼できる国際監視員の駐留のもとで行われなければ
ならない。

 13.バグダッド、バスラ、モスル、キルクークという4つの主要都市と空港
を手始めに、諸都市と諸州は一つずつ権限委譲されること。その他の地域は、す
ぐにも、われわれに掌握されるだろう。

 リストはまだまだ続くが、これらの要求の意図するところは、われわれが国民
に達成目標として誓約した構想をあなたに教えることにある。わが国民の要求実
現と引き替えに、われわれは南部およびサフワンの国境の外へ撤退する占領軍へ
の攻撃を停止する。、

(つづく)



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☆★オバマのイラク撤退計画は「公約違反」である
     −−どすのメッキーさんからのメール転送
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 どすのメッキーです

 Bccで配信させていただいております。

 オバマ米大統領は、2月27日、海兵隊基地キャンプ・レジューンで行われた
演説で、イラクからの撤退計画に触れ、現勢力約14万人のうち、戦闘部隊約1
0万人を来年8月末までに撤退させるものの、残りの部隊については当面残留さ
せ、完全撤退は2011年末とする方針を明らかにしました。

 選挙公約だった就任後16か月での撤退が延期されるという噂はありましたが
、この演説はそれを裏づけるもので、しかも19か月という大幅な駐留延長とな
りました。(最初の撤退でさえ、3か月遅れています)残留部隊の役割について
、オバマ大統領は「イラク人部隊を訓練するほか、軍事顧問として活動し、一部
は限定的な対テロ作戦や米国人保護にあたる」としています。しかし、「冬の兵
士」の証言でも確認されるとおり、イラク国民の多数の意志はアメリカ軍すべて
の即時撤退です。オバマ大統領は、「イラクは正統な統治機構を持つ主権国家」
であるという自らの主張とどう整合をとるつもりでしょうか。

 この変更を、実務上のやむを得ないものとするのか、本質的なものとするのか
アメリカでも意見は分かれているようです。全体的には、時期は公約どおりでは
なかったが、約束どおり手はつけたということを評価する意見が、日本のメディ
アなどでも多いように感じます。

 しかし、これはつい最近始まった占領ではありません。大義のないまま6年間
も続き、侵略開始から既に「少なくとも10万人程度」、実際は100万人とも
推定されるイラク人が犠牲となっているのです。イラク人、アメリカ兵ともに、
これ以上の犠牲に何の意味があるのでしょうか。イラク戦争が誤りだと本当に認
めるのであれば、即時全面撤退に着手するしかないはずです。

 以下は、アメリカの女性平和グループCODEPINKが、27日のの演説を
受けてすぐ発表したコメントです。

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■オバマのイラク撤退計画は「公約違反」である
【Obamas Iraq Timetable for Withdrawal is Broken Promise
http://codepinkalert.org/article.php?id=4713
(Code Pink, 27/Feb./2009)

 オバマ大統領が今朝、イラクからの撤退期限を選挙公約より遅い2010年8
月とし、一部は2011年まで残留させると発表したことに、CODEPINK
は失望しました。

 オバマに投票したアメリカ人の多くは、彼が最初から、2009年じゅうに占
領を終わらせると主張したことへの賛同によるものです。

「撤退への動きが積極的になる中で、この日程と何万人もの軍が残されることは
、占領の終結と言うよりむしろ、その継続のように思えます」CODEPINK
の共同設立者メディア・ベンジャミンは述べました。「そうはいっても、撤退に
後ろ向きな過去8年間と比べれば、今は、撤退をもっと積極的に進めるよう政府
に圧力をかけ続けることができる雰囲気があります。」

 CODEPINKに参加する女性達は、オバマとその政府に対し、イラクに残
留する兵も含め、アメリカの軍隊すべてを直ちに撤退させるよう要求します。ア
メリカ政府は、軍隊による占領の替わりに、外交、人道支援、および難民の再定
住に力をもっと注ぐべきです。軍隊を駐留させ続けることは、イラクの中に反対
する武装勢力を増やすだけであり、イラク政府と各勢力に交渉力を与えることに
はならないでしょう。さらに、余りか軍が駐留し続ければ、国際社会はアメリカ
の撤退の意志を疑い、外交と復興に関する努力への投資を控えるでしょう。

 「後に残される5万と言う兵力は大きな数字です」CODEPINKで企画宣
伝を担当するダナ・バリッキは語りました。「そして、イラクに残された軍事基
地が、アメリカの納税者から、本来家庭で必要とされる10億ドルを台無しにし
続けることについて、いかなる言及もありませんでした。しかし、撤退とその期
限は、小さくても過去の政策から前に進む第一歩です。大胆な変革へオバマを動
かすのは、わたし達市民の役目なのです。」
(仮訳どすのメッキー 1/Mar./2009)
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感謝と尊敬をこめて。

1/Mar./2009
どすのメッキー拝。

ブログ"sometimes a little hope"も見てください。
 http://hope.way-nifty.com/a_little_hope/
↑メールで配信していない情報も掲載しています。

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