イラク戦争に関する世界情勢のニュース

メールの詳細(トピック表示)

再集計でもイラキーヤ勝利−−マリキは時間稼ぎで成果

投稿者:山本史郎さん  2010/05/18 17:51  MLNo.2074   [メール表示]

URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・転載歓迎)
□□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■
――――――――――――――――――――――――――――――――――
2010/05/18 (火)

  [飛耳長目録 today''s news list]

☆マリキが権力の座に近づく
☆再集計でもイラキーヤ勝利−−マリキは時間稼ぎで成果

--------------------------------------------------------------------
☆★マリキが権力の座に近づく
Iraq''s Maliki edges nearer power
AFP 2010年5月15日付
--------------------------------------------------------------------
http://news.yahoo.com/s/afp/20100515/wl_mideast_afp/iraqpolitics_20100515194636

by Hassan Abdul Zahra Hassan Abdul Zahra
Sat May 15, 3:46 pm ET

ナジャフ (イラク)発 −−シーア派の最高権威がマリキの現職続投を妨げる
つもりはないと発言したことで、イラクのマリキ首相は権力の座にとどまる方向
へ大きな一歩を獲得した。

 イランに滞在中のモクタダ・サドルの代弁者は、AFPの取材に、サドル運動は逮
捕されている自派のメンバーが釈放されるなら、マリキ首相が続投を模索するこ
とに反対しない、と語った。

 2ヶ月前に投票された総選挙でマリキが敗北したあと、サドルはマリキが首相
の座にとどまることに反対し、彼の側近たちも声明のなかでマリキに強い批判を
向けていた。

 しかし両者の協議が行われたあと、5月15日に出された声明は、マリキにチ
ャンスを与えることに力を貸し、その障害となっているハードルを取り除くもの
だった。

 すなわち、サドル運動のスポークスマンであるサレハ・アル・オバイディが、
聖地ナジャフでAFPに、「もしマリキがわれわれの懸案事項、とりわけサドル信奉
者の逮捕をやめると確かに保証するなら、その時はわれわれも彼が2期目に名乗
りをあげることに邪魔はしない」と語ったのだ。

 しかし彼は、約束が守られない場合への警告も忘れなかった。

 マリキの法治国家連合も加わって最近発足したシーア派連合にサドル運動も参
加しているが、シーア派聖職者のグループは2008年に武装武門であるマフデ
ィ軍への攻撃を承認したマリキに嫌悪感を抱いてきた。

 サドル運動の姿勢の変化は、マリキの顧問であるアリ・ムサウィから、「連立
与党の形成にむけて他の政治勢力とも合意する道を開くものだ」と歓迎された。

 ムサウィは、正式に犯罪行為で起訴されたサドルは運動員の事件にマリキが干
渉することはできないが、「無実なのに逮捕されている者はできる限りすみやか
に釈放されるよう・・・委員会が発足している」と述べた。

 (以下、略)


--------------------------------------------------------------------
☆★再集計でもイラキーヤの勝利確認−−マリキは時間稼ぎで成果
Iraq Recount Affirms Win for Sunni-Backed Bloc
ABC News −AP−  2010年5月16日付
--------------------------------------------------------------------
http://abcnews.go.com/International/wireStory?id=10658841

By SAMEER N. YACOUB Associated Press Writer
BAGHDAD May 16, 2010 (AP)

 イラクの選挙委員会は16日、シーア派教徒である首相が不正を申し立てたた
めに一部を数えなおした結果、3月に行われた選挙でスンニ派が支持した勢力(
=イラキーヤ/訳者補足)が勝利したことを確認した。

 結果はマリキ首相の敗北で、彼は小差ながら第2党となった。しかし別のシー
ア派会派と連携したことで、彼にはもう4年権力の座を維持する可能性が出てき
た。

 選挙委員会の広報担当であるカシム・アル・アバウディは、バグダッドの得票
の再集計結果が発表されたあと、「すべての政治勢力が、選挙は公正に行われ、
不正と詐欺の申し立てを取り下げることを受け入れてほしい」と記者会見で語っ
た。

 アル・アバウディは、「法律に従って、各会派と候補者は選挙結果に異議を申
し立てることができるが、そうする者がいないことを願う」と言った。

 得票の再集計や選挙結果への異議申し立てによって、国民議会の新たな325
議席の確定がなされず、不満分子が政治的空白につけこんだり、政治的口論の期
間が長引いてテロが相次ぐことが危惧されている。

 バグダッド在住のアナリストであるハジ・ジャロは、再集計を要求したマリキ
の狙いは、当選議席数を変えることではなく、この機会に乗じて、アラウィをだ
しぬき権力の座にとどまるためにシーア派連合と取引することだった、と指摘し
た。

 「マリキはINA(サドル派などシーア派の宗教勢力/訳注)との連携を強め
るために、もっと時間を稼いで、マリキを脇に追いやり、マリキが他の会派と連
携する動きを封じ込めたいのだ」と、ジャロは言う。

 マリキの法治国家連合は選挙に負け、世俗主義者のアラウィ率いるイラキーヤ
が91議席を獲得したのに対し、89議席にとどまった。しかし両会派とも政府
樹立に求められる163議席(過半数)に達しなかった。

 バグダッド州に割り当てられた議席数は多いので、最終得票数に大きな変化が
あれば、マリキに都合のよい結果になりかねないものだった。

 マリキの願いは潰えたものの、アラウィに次期政権を担うことを委ねたのでも
ない。マリキは現在、再集計が始まった2週間前より、もっと良い位置にいると
アピールする。

 彼の会派は、別のシーア派会派、すなわちイランの後押しを受けたINA(イ
ラク国民合意)と取引した。2会派の連携で、過半数に2議席足りないだけにな
っている。






――――――――――――――――――――――――――――――――――
□□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■
※URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト) 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html  
    メーリング・リストへの参加・退会手続きはここでもできます
※ツイッター始めました
    http://twitter.com/uruknewsjapan
※新しいページ作りをブログで試します
    http://uruknews-japanese.blogspot.com/
□□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■
――――――――――――――――――――――――――――――――――


このエントリーをはてなブックマークに追加

メールへの返信はMLのメンバーしかできません。